1.地蔵盆について  三宅 治

 現在、地蔵盆のお祭りは、老人クラブと小学生の子供たち、育成会の方々が中心になって進められています。それでは、この地蔵盆のお祭りは、いつごろから、どのようにして始まったのでしょうか。今までに、見たり、聞いたりしたことをもとに、まとめてみました。
 今から65年程前、現在、お地蔵様がお祭りしてある近くに、石仏が雨ざらしになっていました。当時の人に聞くと、この石仏は、もともと猿街道にあって、村人のだれかが持ち帰り、ここに置いたとの事でした。当時、区長をしていた三宅治一さんは、この石仏を、子どもたちの手で、お祭りしていけないものかと考え、当時の6年生の子に相談しました。相談を受けた三輪啓次さん、桑原順一さん、三輪由三さんが中心になってこの事業に取り組みました。お堂は三宅武一さんに作っていただいたそうです。(三輪啓次さんのお話)こうして、昭和23年8月24日に第1回の、地蔵盆祭りが開かれました。その後、後輩たちに引き継がれ、6年生の子が中心になって、地蔵盆のお祭りが続けられました。最初の内は、有志の方のご寄付をいただくだけではなく、畑の草取りをして、そのお礼で、費用を賄(まかな)ったこともあったそうです。この伝統は、ずっと引き継がれ、子ども会の6年生と親さんが中心になって、進められてきました。しかし、近年になって、少子高齢化が進む中で、六年生を含めた高学年の子どもたちが少なくなり、運営が困難になってきました。そこで、現在は老人クラブと共催で、地蔵盆のお祭りが進められています。夏休みのラジオ体操の後、お経を読む練習をし、地蔵盆の時には、上手に読めるようになりました。また、育成会の方々の協力のもと、お楽しみ会や肝試しなど、楽しい夕べを過ごします。